ホテル宿泊記 バンコク41
  Grande Centre Point Sukhumvit 55
 グランデ センター ポイント スクンビット 55
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル(日本語)トリップアドバイザー(口コミ)expedia(ゲストレビュー)agoda(クチコミ)楽天トラベル(お客様の声)泊まりタイ.com(2017年1月宿泊)
2 宿泊時期/部屋タイプ/番号 2017年9月/シグネチャー デラックス/1715号室
3 1泊料金/予約方法 9,820円(+税サ17.7%、朝食なし)/Hotels.comで即時予約
アンドロイドアプリの利用で8%割引→実費は10,772円
4 ホテル概要 2016年11月開業、客室数442。
センターポイントグループは、タイ証券取引所上場の大手不動産会社、Quality Houses社の傘下にあり、バンコクの中心部で高級ホテルやサービスアパートメントを運営しています。「グランデセンターポイント」はその中でも最高級クラスの施設で、2017年9月現在4軒のホテルがあります。当ホテルは4軒のうち最新のホテルになります。
5 立地 スクンビット地区の東側、スカイトレインのトンロー駅から徒歩10数分のソイ10にあります。
ホテルの周辺は現地の富裕層や日本人をはじめとする現地駐在員が数多く暮らすエリアで、こうした人向けのショップやモール、有名レストランやバー、日本食のレストランが多数集まっています。食事やお茶をする場所は選択肢が多すぎて困るほどでした。客室には、THONGLO TASTE MAPが置いてあり、近辺の有名レストラン等が地図で紹介されていて、参考になりました(ただし一部情報に間違いあり)。また、ホテルのすぐ近くにあるエイト・トンローという小さなモールの中に24時間営業のスーパー(Foodland)があるほか、少し歩くと通りの向かいにセブンイレブンもありました。また、ホテルの近隣には観光客向けのマッサージ店も多数ありました。さらに隣のプロンポン駅には大型高級モールのエンポリアムとエムクオーティエがあります。
タクシーでスワンナプーム国際空港から当ホテルまでは、メーター225バーツ+空港利用料50バーツでした(高速道路料金は不要)。所要時間は1時間(平日の夜7時:空港を出てすぐのところで30分も渋滞)でした。当ホテル→同空港はグラブカーを利用し、所要時間27分(空港の手前で数分の渋滞あり)、料金392バーツでした(平日の朝6時)。
6 客室 概要 客室には安いほうから順に、シグネチャーデラックス(40㎡、330室)、レディデラックス(40㎡、44室、女性専用フロア)、エグゼクティブスイート(70㎡、40室、11~22階)、グランデコーナースイート(70㎡、28室、23~30階)、ファミリースイート(110㎡、28室、23~30階)があります。
自分が利用したシグネチャーデラックスは40㎡もあるので、あらゆるものが大きく作られており、贅沢な広さでした。特に、窓ガラスに沿って置かれた横長のソファは簡易ベッドになるほどの大きさでした。寝室と浴室の間は壁で仕切られており(最近のトレンドであるガラスにはなっていない)、オーソドックスな構造でしたが、家具やカーペット等の色合いは白、青、黒を基調としているので、シャープな印象でした。全体的には、モダンかつ高級な雰囲気が漂っていました。また、開業してからまだ1年未満なので新しさが感じられ、清掃もきちんと行われていて、清潔感も保たれていました。
ワークスペースの環境としては、かなり横長のワーキングデスクと高さの調節が可能な椅子があり、使いやすい構造でした。デスクに引き出しはありませんでしたが、物を置くスペースは十分にありました。コンセントは、デスク正面に2、ベッドの両脇に各1、その他2、計6カ所の空きがあり、いずれも日本式の電源プラグがそのまま差し込めるタイプでした。
AV機器等については、壁掛け型のサムスン製液晶テレビがある他は、特にありませんでした。一方、窓のブラインドは電動式でした。また、照明の点灯・消灯は、ベッド脇のスイッチで一括してできるようになっていました(ただし浴室を除く)。
洋服等の収納については、クローゼットや棚、引き出しがあるほか、大きなスーツケースを広げたまま使用できるスペースが設けられており、とても便利でした。
ベッド 1ベッドルームのベッドはキングサイズ。マット、枕、掛布団ともに高級ホテルの標準的な仕様で、快適な睡眠をとることができました。
備品(あり) 無料ミネラルウォーター(中×2本、補充あり)、無料ミニバー(コカ・コーラ、オレンジジュース、小スナック菓子3種、補充あり)、歯ブラシ(品質×)、スリッパ、冷蔵庫、湯沸し、セーフティボックス(上に開けるタイプ)、ティッシュ、バスローブ、アイロン、傘
備品(なし) 目覚まし時計、体重計、iPhone/iPodドッキングステーション、DVDプレーヤー、フルーツ
エアコン 温度、風力を調整できるタイプで、よく冷えました。音は強風にしなければ静かでした。
ドライヤー Valeraというスイス製で、冷風弱、温風弱、温風強の切り替えがあるタイプでした。温風強にするとある程度の風力はありました。コードはやや短めでしたが、壁や引き出しの中には固定されておらず、特に支障なく利用できました。
浴室 浴室は、ガラスで仕切られた中にシャワースペースとバスタブが隣接して設置されていました。シャワーブースとバスタブが離れていると、双方を行き来するのが面倒ですが、当ホテルはそうした状況にはなく、また浴室のドアがシャワー側に開くので床が濡れる心配もなく、使いやすい構造になっていました。
バスタブは十分な深さ、長さ、幅があり、清潔感もあるので足を伸ばしてくつろげると思います。シャワースペースも広々としていました。小物を置くスペースもきちんと設けられていました。
シャワースペースのシャワーはハンドシャワーとレインシャワーで、バスタブにもハンドシャワーがありました。ハンドシャワーのシャワーヘッドは大きく、お湯の出し方を調整できる機能付でした。水圧は支障のない水準で、お湯の温度も安定していました。ただし、レインシャワーのお湯は外に分散してしまい、あまり快適な感じはしませんでした。
トイレには、American Standard社製の温水洗浄便座(日本企業のものと同等の機能)が設けられており、重宝しました。
ネット接続 室内にLANケーブルはありません(有線接続の詳細不明)。WiFiは無料で利用できます。GRANDECENTREPOINTのネットワークに接続しブラウザを立ち上げると、ログインの画面が出てくるので、IDとパスワード(チェックイン時に教えてくれる)を入力して画面の指示に従いログインすると、利用可能になります。通信速度は問題のない水準でした。
窓・眺望 窓は大きく作られており、隣接する高層ビル等はないので開放感があります。17階の自分の部屋からは、正面にエイト・トンローの高層部分のコンドミニアムがあり、その他にはポツポツと高層ビルが見えるような眺望でした。
7 日本語/日本人 テレビのチャンネルには、NHK World(英語)、NHK G(日本語)、フジテレビ、テレビ朝日、WOWOWがありましたが、NHK World以外は電波の受信状況が悪いのか、視聴できないことが多かったです。室内の案内の一部に日本語の表記はありましたが、ほとんどは英語で、スタッフとのやり取りも英語でした。一方で、1FのロビーやFフロアのソーシャルルームには日本経済新聞が置いてありました。
客層は香港や中国を中心とした中華圏のツアー客、家族連れやカップル等が多く、次いで日本人の団体が多かったです。
8 警備/鍵 鍵は電子カードキーです。エレベーターはカードをセンサーにタッチしないと自分の部屋の階(及びプールやジムがあるFフロア)のボタンが作動しないようになっているので、しっかりしていると思いました。日中はエントランスの周辺にスタッフが待機していましたが、特にセキュリティチェックは行われていませんでした。
9 食事 朝食 レストラン「ブルースパイスカフェ」の朝食ビュフェを利用しました。今回の宿泊は朝食付きではなかったのですが、朝食はあらかじめフロントでクーポンを購入しておくシステムで、料金は1人320バーツ(税サ込)でした(直接レストランに行くと割高になると言われました)。アジア系の人で混雑しているので落ち着いた雰囲気ではありませんが、料金のわりに食事は充実していると思いました。
メニューとしては、卵料理や(麺ではなく)スープを作ってくれるコーナーがあったほか、惣菜、点心、お粥、ハム・チーズ類、野菜、フルーツ、ヨーグルト、パン・デニッシュ・シリアル、パンケーキ(セルフサービスの機械式)、ジュース類がありました。特に、惣菜の種類が多く、メニューの入れ替えも行われているので、数日間であれば飽きずに食べられると思います。また、タイ式のアイスコーヒーやアイスティーがありました。ただし、最高級ホテルのような至れり尽くせりの贅沢感はなく、和食もありませんでした(日本人はロビー等では数多く見かけましたが、レストランではかなり少数派)。
スタッフのサービスも悪くはないのですが、混雑状況次第で細かいところまで気配りが行き届かないこともあり、例えば着席時のコーヒー/紅茶の確認はある日(人)とない日(人)がありました。
ルームサービス 利用しませんでした。
レストラン 利用しませんでした。
10 スポーツ設備 プール 屋外プール「サンセットプール」は8階にある塩水プールで、利用時間は6時から20時となっています。プールはわりと大きな長方形で、水の透明度もある程度は保たれているので、しっかり泳ぐことが可能です。また、夕方6時頃にプールの中に入った際も水温がそれほど低くなく、快適でした。プールの周辺には日除け付きのベッド等が多数置かれていて、のんびりとリラックスもできます。欧米からの宿泊客が比較的少ないせいか、ベッドが占拠されて休む場所がないといったこともありませんでした。
ジム 「ザ・フィットクラブ」というジムがあり、利用時間は6時から22時となっています。有酸素運動のマシン8台(個別テレビ付は6台)、筋トレ用のマシン3台(胸筋2、腹筋1)、ベンチプレス、スミスマシン、腹筋用ベンチ1台、角度調節可能なベンチ2台、ダンベル(2.5~25gまで)、バランスボール、ヨガマットがありました。筋トレ用のマシンは限定的ですが、バーベル、ダンベル系の設備が揃っているので、全身のトレーニングが一通りできるレベルだと思います。
ヨガルームではヨガクラスが開催されています(1日2~4クラス、曜日により異なる)。回数券がありましたが、ホテル宿泊者がスポットで参加する場合、初回が400バーツ、2回目からが800バーツでした。興味本位で参加してみましたが、説明は英語とタイ語で、わりと本格的でした。
更衣室 あります。
その他 更衣室の中に、ジャグジー、ドライサウナ、スチームサウナがありました(ホテル宿泊者は無料で利用可能)。ジャグジーは、綺麗で広々としているだけでなく、お湯があまり熱くないので、ゆっくりくつろぐことができました。
この他、日本のスーパー銭湯をイメージしたレッツリラックススパ&温泉(5階の専用フロア)があります。温泉の利用料は650バーツでした。また、温泉の利用とマッサージ等をセットにしたパッケージもありました。温泉の設備やマッサージはホテルの宿泊者以外も幅広く利用しているようで、自分が夜10時頃に行ったときにはかなり混雑してスタッフがバタバタしており、10分待ってほしいと言われました。
11 サービス チェックインは午後8時頃でしたが、希望する部屋を割り当ててもらい、問題なく終わりました。チェックインの際にミニバーの無料サービスとインターネット接続については説明がありましたが、その他についてはこちらから聞く必要がありました。
チェックアウト(午前6時前)は問題なく終わりました。
ターンダウンサービスはありませんでした。
日中はロビーで、コーヒーとジュースが無料で提供されています。
ホテルとトンロー駅の間でトゥクトゥクでの無料送迎があります。朝7時から夜8時頃まで、ほぼ20分間隔で運営されています。一応、車の中に時刻表が掲示してありましたが、満席になるとすぐに出発するので、時刻表通りにはなっていませんでした。また、トンロー駅から戻ってくる場合、ソイ55に入ってすぐのところにあるセブンイレブン(2017年9月時点では改装中?セブンイレブンのマークが掲示されていました)前が乗車場所になっていますが、こちらも時刻表通りではないので、20分に一回の頻度でやってくるトゥクトゥクを待って、来たらすぐ乗ることになります。
12 その他 1Fのロビー周辺は、身体が凍えるほど冷房が効いています。
1Fのロビー周辺、朝食のレストラン、温泉等は、香港や中国をはじめとするアジア各国からの旅行者で混雑しており、総じてマナーがよくないので、イラっとすることが多いかもしれません。
13 総括 1泊約1万円とちょっとの料金でこれだけの部屋と設備を利用できるというのは、バンコクのど真ん中では難しいと思われ、極めて満足度の高い滞在となりました。最寄りのトンロー駅からは離れた立地ですが、ホテルと駅の間は日中20分間隔でトゥクトゥクのサービスがあるので、それほど気にならないと思います。唯一の問題点はマナーの悪い客層ですが、この価格帯のホテルは多かれ少なかれ同様の問題を抱えていると推測されるので、その点を辛抱できる人には大変お勧めのホテルだと思います。
洗面台:スペースが広く使いやすい シャンプー等
温水洗浄機能付きトイレ トイレはAmerican Standard社製の高機能タイプ(日本と同水準)
浴室:手前にシャワースペース、奥にバスタブ 深さのあるバスタブ
シャワースペース1:ハンドシャワーとレインシャワー シャワースペース2:小物を置く台付き
セーフティボックスと引き出し クローゼット内:バスローブ、スリッパ、アイロン、傘
ミニバー(無料)1、無料飲料水、湯沸し等 ミニバー(無料)2
コーヒー、カップ等 ワーキングデスク
ベッド側の壁の装飾 ベッド脇のスイッチ類(左下は電動ブラインド用、上は読書灯)
眺望1 眺望2:向かいにエイト・トンローの建物
眺望3 外観1
外観2 外観3:エントランス
外観4 ロビー横にある無料のジュース、コーヒーコーナー(夜間はなし)
ホテルとトンロー駅間の無料送迎に利用されるトゥクトゥク トンロー駅からホテルに戻る際の案内(トゥクトゥク車内)
プール1 プール2
プール3 プール4
プール5 プール6
レストラン「ブルースパイスカフェ」の朝食1 レストラン「ブルースパイスカフェ」の朝食2
レストラン「ブルースパイスカフェ」の朝食3 レストラン「ブルースパイスカフェ」の朝食4
レストラン「ブルースパイスカフェ」の朝食5 レストラン「ブルースパイスカフェ」の朝食6
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