ホテル宿泊記 バンコク28
  Anantara Bangkok Sathorn
 アナンタラ バンコク サトーン
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル(英語)トリップアドバイザー(口コミ)楽天トラベル(お客さまの声)expedia(ゲストレビュー)agoda(くちコミ)4travel.jp(クチコミ)H.I.S.(口コミ)
2 宿泊時期/部屋タイプ/番号 2011年3月/Deluxe Room/3202号室(East Tower)
3 1泊料金/予約方法 1,733.33バーツ(+税サ17.7%、朝食なし)/当ホテルのウェブサイトで即時予約。
Stay 3 pay 2キャンペーン(1泊2,600バーツ+17.7%)で3連泊の3泊目が無料)
4 ホテル概要 2009年12月15日開業。客室数425。開業からわずか1年で2回も経営・ホテル名が代わっています。開業時はRaddison Hotel Bangkok Sathornという名称でしたが、2010年8月2日にはSathorn Heritage Hotelとなり、さらに2010年12月18日に現在の名称に変わりました。
AnantaraはMinor Internationalというホテル・外食の大手企業のブランドで、タイや中東等のリゾート地を中心に多数のホテルやスパを展開しています。また、MinorグループはAnantaraのほか、バンコクのFour Seasons Hotel BangkokやBangkok Marriott Resort等の高級ホテルを保有しています。
当ホテルはEast TowerとWest Towerの二棟の高層ビルで構成され、West Towerの一部はコンドミニアムになっています。また、長期滞在者を意識した客室や宿泊プランも提供しており、サービスアパートメントの側面も有するホテルです。
5 立地 サトーン地区、ナラティワート通りを少し奥に入ったところにあり、BTSの最寄り駅はチョンノンシーになります。ホテルから駅まで歩くと12分前後かかりますが、ホテルから徒歩1分のナラティワート通りにBRT(Bus Rapid Transit=専用バスレーンを走行する高速バスシステムで、チケットは券売機で購入可能)のアーカンソンクロ駅があり、これを使って1駅先の終点サトーン駅まで行くと、チョンノンシー駅まで楽に移動できます。BRTのサトーン駅とBTSのチョンノンシー駅の間には屋根付きの通路があり、両駅間の移動時間は約3分でした。このほか、ナラティワート通りまで出ると、モーターサイ(オートバイタクシー)も待機しているので、これを利用する手もあります。
ホテルの周辺は、新しくできた高層のオフィスビルやサービスアパートメントと古くからの住宅等が混在する地域で、カフェやファーストフードはありません。ホテルからナラティワート通りに出て少し歩いた所に大戸屋やスーパー等が入った施設があります。また、ホテルの隣のビルにはATMがありました。セブンイレブンは、当ホテルとチョンノンシー駅の中間地点にありますが、歩くと遠いです。
タクシーで当ホテルからスワンナプーム国際空港までは、早朝の渋滞のない時間帯で約30分、料金はメーター231バーツ+高速道路料金70バーツでした。
6 客室 概要 客室には、Studio Room(39㎡、バスタブなし)、Deluxe Room(64㎡、バスタブ・ダイニング付き)、2 Bed Room Suites(121㎡、さらに調理設備付き)の3種類があります。
自分が宿泊したDeluxe Roomは、寝室、浴室、ダイニング・リビング・キッチン(調理器具なし)から構成され、高級サービスアパートメントのような感じです。室内はまだ新しく清潔で、清掃もきちんと行われていました。また、寝室の床はカーペット、リビングの床はタイルで、室内は明るくモダンな雰囲気でした。
機能面ではまず、十分な大きさのあるライティング・デスクがリビングと寝室の双方にあり、その横には大きな棚もあるので、PC等を使ったデスクワークは快適にできると思います。
AV機器では、パソコン機能付のサムスン製37インチ液晶テレビがリビングと寝室の双方にありました。テレビには、インターネットや目覚まし等の様々な機能が付いていましたが、会計の明細がチェックできるシステム等、一部の機能は表示があるだけで稼動していませんでした。また、DVDプレーヤーやiPodドッキングステーション等もありませんでした。また、部屋が広いわりには照明を一箇所で調整できない点はやや不便でした。
洋服等の収納については、クローゼット、引き出し、スーツケースを置くバゲッジラックもあり、便利でした。
ベッド 1ベッドルームのベッドはキングサイズ。掛布団は平均的ですが、敷布団にしっかりとした厚みがあり、枕にも程よい弾力が感じられ、とても快適でした。また、リネン類からは洗濯後のさわやかな香りが漂っていて、ベッドの快適さをアピールしている高級ホテルに近い水準だと思いました。
備品(あり) 無料ミネラルウォーター(500ml瓶×2本、補充あり)、歯ブラシ、スリッパ、冷蔵庫、湯沸し、セーフティボックス、ティッシュ、バスローブ、目覚まし時計、アイロン
備品(なし) DVDプレーヤー、iPodドッキングステーション、フルーツ、体重計、傘、FAX
エアコン 温度、風力の調整が可能なタイプ。ベッドルームとリビングの調整が別々に可能で、便利でした。音はやや大きめでした。
ドライヤー スイス製のValeraというブランドで、温度は3段階、風力は2段階の切り替えがある高性能タイプでした。壁や引き出しの中には固定されておらず、風力も十分にあったので快適に使えました。
浴室 バスルームも十分な広さがあり、独立したバスタブとシャワーブースがあります。バスタブはかなり深く、日本人好みの型だと思います。幅や長さも十分にあり、清潔感も保たれているので、足を伸ばしてくつろげます。また、バスタブにはハンドシャワーが、シャワーブースにはレインシャワーとハンドシャワーがありました。レインシャワーは水圧が少し弱めでしたが、2つのハンドシャワーのお湯の出は良好でした。お湯の温度は一時的に不安定なこともありましたが、使用に支障はありませんでした。
ネット接続 室内にLANケーブルがあります。無線LANも可能です。料金は無料です。
Docomo Intertouchが運営しています。LANケーブルを接続しIEを立ち上げると、高速インターネット接続(日本語)のページが出てくるので、部屋番号と姓を入力し、「了承する」をクリックすると、「無料インターネット接続サービスをお楽しみください」というメッセージがでてきます。次に、「了承する」をクリック→利用規約に「承諾する」をクリックすると、当ホテルのウェブサイトに繋がり、利用可能になります。
窓・眺望 ベッドルームにもリビングにも大きな窓があります。また、双方にバルコニーがあって、高層階でも窓の外に出られます。ホテルの周囲に眺望を遮るものは何もなく、見晴らしは良好です。何か有名なものが見えるわけではありませんが、まさにバンコク市街の町並みを一望することができます。
7 日本語/日本人 テレビは、NHK World(英語)とNHK World Premium(日本語)が視聴できます。室内には日本語の案内がほぼ完備されていました。客層は欧米系と中華系が半々といったところでしたが、日本人も見かけました。
8 警備/鍵 鍵はカード式です。タクシーでホテルに入ると、降車後に忘れ物がないかチェックしてくれますが、警備をしているという感じではありません。エレベーターは、部屋のカードキーを差し込まないと動かないシステムになっています。
9 食事 朝食 100°Eastの朝食ビュフェを利用しました。高級ホテルの朝食にふさわしい水準だと感じました。品揃えは、あらゆるものが一通り揃っている感じ(日本食はなし)で、目を見張るほどではありませんが、一日では食べきれない種類があります。卵料理を作ってくれるコーナーもありました。ここの朝食の特徴は、一品一品にこだわりが感じられる点で、盛り付けやフルーツのカット等がとても丁寧なほか、補充もこまめに行われていました。また、オムレツもふっくらとしたものを作ってくれました。朝食が含まれていない宿泊の場合、朝食は600バーツ(+税サ17.7%)でした。(ルームサービスの朝食は後述)
ルームサービス パッタイ(タイ風焼きそば)と朝食セットを利用しました。双方とも約30分で持ってきてくれました。
パッタイは普通に美味しかったです。
朝食セットはコンチネンタルセットが410バーツ(+税サ17.7%)、これにメインコースをつけると570バーツ(同)になります。コンチネンタルの内容は、パン3種、フルーツサラダ、ムセリ、オレンジジュース、コーヒー等の飲料の5品です。メインコースは、オムレツ等の卵料理(卵2個)、Pan Fried Shanghai Dumpling等5種類から1品選択できます。自分はホットケーキを選びましたが、普通に美味しかったです。価格は高めですが、ちょっとした贅沢感が楽しめると思います。
レストラン ピザ&バーCrustのピザを食べてみました。薄い生地の釜焼きピザは普通に美味しかったですが、パリパリ感はありませんでした。かなりの大きさがあり、小食の人は1人では食べきれないボリュームでした。290バーツだったので、お得でした。
10 スポーツ設備 プール プールは当ホテルの2つのタワーの谷間にあり、ビルに囲まれていますが、のんびりとしたムードが漂い、雰囲気は悪くありません。多数のデッキチェアとパラソルが用意されており、ゆっくりとくつろげると思います。また、プールは長方形で、長さが32mもあるので、本格的に泳ぐことも可能です。水は塩水を利用しているそうで、汚いというほどではありませんが、澄み切った感じではありませんでした(ゴーグルを付けて泳ぐには支障なし)。なお、幼児用の小さなプールが奥にありました。
ジム ジムは24時間利用可能です。個別テレビ付きの有酸素運動用機器(エアロバイクやジョギングマシン等)が8台、筋トレ用のマシンが8台(ほとんどのマシンが1台で2種類のトレーニングが可能な高機能タイプ)、スミスマシン、バーベル(2kg~20kgまで10種類)があり、一般のジムと同レベルというわけにはいきませんが、かなりのトレーニングができる水準です。
更衣室 あります。
その他 更衣室の中にスチームサウナとドライサウナがあります(ジャグジーはなし)。ジムの奥にはキッズルームがありました。この他、ホテルの建物の奥にある駐車場ビルの最上階に、テニスコートがあるようです。
11 サービス チェックイン、チェックアウトは問題なく、速やかに終わりました。
ターンダウンサービスがあります。
スタッフの対応は概ね迅速かつ的確(ルームサービスの朝食を除く※「12.その他」参照)で、好感がもてました。
12 その他 エレベーター内はエアコンがあまり効いておらず、暑いです。
ルームサービスで朝食を頼んだ際、電話の対応が不慣れな感じで、特殊なものを頼んでいるわけでもないのにオーダーを理解してもらえなかったのですが、実際にもってきたものはやはり間違っていました。自分はメインコース付コンチネンタルの朝食セット(上記参照)を頼み、メインコースにホットケーキ、飲料にコーヒーを選んで伝えたのですが、スタッフは単品でホットケーキとコーヒーを頼んだと勘違いしていました。すぐにその旨を伝えたところ謝罪があり、追加で足りない分を持ってくるので5分待ってほしいと言われました。実際には5分以上かかりましたが、後から追加で持ってきた際には、パン3種→大幅に増量、570バーツ(+17.7%)→470バーツ(同)への割引がありました。新人が電話をとったため間違えたとの事情説明があり、自分としては逆に得をした気分で、ホテル側の対応には満足しています。
13 総括 1泊6,000円弱でこのクオリティなら大満足です。バンコクの数あるホテルの中でも、なかなかお目にかかることはできない気がします。バンコクが初めての人には立地の面であまりお薦めできませんが、リピーターでタクシーや公共交通機関を自分で使いこなせる人や、シーロム周辺を中心に活動する人にはお薦めできるホテルです。
深めのバスタブ シャワーブースのレインシャワーとハンドシャワー
収納1:クローゼット内にバスローブ 収納2:セーフティボックス、ドライヤー等
収納3:アイロン等 湯沸し等
ミニバー1 ミニバー2
デスク ベッド脇のテーブル:目覚まし時計等
バルコニー 眺望1
眺望2 眺望3
プール1 プール2
プール3:幼児用 プール4:3202号室から
  (左)レストランCrust Pizza & Bar:Pizza Margarita Aglio 290バーツ、Ice Cappuccino 170バーツ(料金は税サ込、以下同様)
  (右)ルームサービス:Phad Thai Goong Sod※:330バーツ ※Phad Thai with Fresh Shrimp, Chive and Crispy Fish Skin
(左)ルームサービス:RIcotta Hot Cake Served with Maple Syrup Banana=右の朝食セットのメインコースとして選択。単品では210バーツ
(右)ルームサービス:Continental Set :410バーツ=左のメインコース(5種類から選択)を付けると570バーツ
レストラン100°East の朝食1 レストラン100°Eastの朝食2
レストラン100°Eastの朝食3 外観:中央がEast Tower、右がWest Tower
ナラティワート通りにあるBRTのアーカンソンクロ駅1 ナラティワート通りにあるBRTのアーカンソンクロ駅2
トップページに戻る         バンコクのホテルリストに戻る