ホテル宿泊記　バンコク24
  Landmark Bangkok
　ランドマーク バンコク
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル（英語）、アップルワールド（クチコミ広場）、バンコクナビ、トリップアドバイザー（口コミ情報）
2 宿泊時期／部屋タイプ／番号 2009年11月／Superior Landmark Room（Club floor）／2010号室
3 1泊料金／予約方法 USD110（＋税サ17.7%、朝食付）／当ホテルのサイトで即時予約
Luxury Weekend Breakという週末限定のプランで、Executive Club Floorへのアップグレード（クラブラウンジの24時間使用、クラブラウンジへのPC持ち込みでインターネット接続無料、日曜日の午後6時までのレイトチェックアウト、クリーニング3品無料、レストランでの食事10%割引等の特典付）
4 ホテル概要 1987年開業。客室数414。開業からかなりの年数が経過しており、よくメンテナンスはされていますが、ロビーや外観をはじめとして館内全般の古さは否めません。また、ホテル内のロビー階やモールでは、ホテル直営のレストランを除くとテナントが撤退したまま空きスペースになっている部分が多く、寂れた雰囲気が漂っています。
宿泊部分は、5タイプの客室（安いほうから順にSuperior、Deluxe、Deluxe Corner、Deluxe Suite、Executive Suite）と3タイプのフロア（同Landmark、Club、Lifestyle）があり、組み合わせにより設備とサービス内容が異なってきます。このうち、Lifestyleフロアは2004年頃に改装されたモダンな部屋ですが、その他は一昔前の雰囲気です。
ランドマークは（欧米の大手ホテルチェーンに属していない）タイ資本の独立系ホテルですが、当ホテルの他にロンドンでもランドマーク等のホテルを運営しています。また、当ホテルはPreferred Hotel Group（その中のSummit Hotelグループ）に加盟しています。
5 立地 スクムウィット通りのソイ4と6の間にあり、BTSナナ駅改札からホテル入口まで徒歩2分程度です。ホテルの周辺は繁華街ですが、当ホテルとナナ駅の間は露店等がないので比較的歩きやすいです。一方、当ホテルからナナ駅と反対方向に歩いて交差点を左折するとゴーゴーバーが集まるナナプラザ（ホテルから徒歩3分程度）があり、この周辺は人と店でごった返しています。また、スクムウィット通りの反対側（ソイ5側）には露店が並んでいるほか、スターバックスや（ソイ5を少し入ると）スーパー等もあります。
当ホテルは上記のとおりBTSを利用するには大変便利な立地ですが、タクシーを利用するには不便です。スクムウィット通りが頻繁に渋滞するうえ、アソーク方面からでないとホテルの正面に車で行けません。ペッブリー通り方面からソイ3経由でホテルの反対側に戻る場合も、スクムウィット通りへの左折にかなり時間がかかります。タクシーでホテル→国際空港に向かう場合、高速道路に入るまで少し大回りしますが、早朝7時前の時点での空港までの所要時間は約30分でした。
6 客室 概要 一番狭いSuperior roomの広さは36㎡です。浴室にスペースを割いているせいか、部屋は36㎡もあるような感じがしません。スーツケース置き場は確保されており、横長のデスクのほかに小さなテーブルと椅子もありますが、その他に余裕部分はありません。掃除等は問題なく行われているものの、扉等の木目部分を中心に老朽化してきており、あまり高級感も感じられません。
機能面では、ベッド脇のパネルでエアコン、照明、アラーム、音楽等の調整ができるようになっています。また、デスクの半分程度を旧型テレビが占領していますが、残りの半分のスペースで十分に仕事ができると思います。デスクには引き出しがあり、小物の整理も可能です。洋服等の収納については、クローゼットのほか、スーツケース置き場の下に引き出しがあり、十分なスペースが確保されています。
ベッド 1ベッドルームのベッドはキングサイズ。掛け布団は厚め、敷布トンはフカフカ、枕は柔らかめで、快適でした。
備品（あり） 無料ミネラルウォーター（500ml×2本、補充あり）、歯ブラシ、スリッパ、冷蔵庫、湯沸し、セーフティボックス、ティッシュ、バスローブ、目覚まし時計、体重計、傘、フルーツ
備品（なし） アイロン、DVDプレーヤー、FAX
エアコン 温度、風力の調整が可能なタイプ。音は大きめでした。
ドライヤー 温度のみですが、風力は2段階の切替えがあります。浴室の壁に固定されています。風力は強めだったので問題なく使えました。
浴室 バスルームは高級ホテルとしては標準的な広さで、バスタブと独立型のシャワーブースがあります。
バスタブにはシャワーはありません。バスタブは深めかつ長めで、足を伸ばせます。清潔感は保たれていますが、バスタブの表面が一部剥がれており、古さは否めない感じでした。
シャワーブースは平均的な大きさで、固定式シャワーとハンドシャワーがありました。双方とも水勢は強く、お湯の温度も概ね安定していたので、とても快適に利用できました。
ネット接続 室内にLANケーブルがあります。クラブラウンジは無線LAN方式です。
料金は、214バーツ／1時間、642バーツ／1日（税込）。
Docomo Intertouchが運営しています。LANケーブルを接続しIEを立ち上げると、日本語の料金案内が出てくるので、料金等について「了承する」→利用規約「承諾する」→料金を選択し「有料で利用する」→返金等の規定「了承する」の順で繋がります。（今回は室内では利用せず。クラブラウンジの特典を利用）
窓・眺望 窓は大きく、周囲に遮るものが何もないので、見晴らしは良好です。何か特別なものが見えるわけではありませんが、正面にはビル群が、眼下にはBTSとスクムウィット通りの渋滞の様子がよく見えました。
7 日本語／日本人 テレビはNHK（日本語）が視聴できます。室内等に日本語の表示がありました。部屋に読売新聞の配達がありました。客層は欧米の団体客が多かったですが、中華系、中東系も見かけました。日本人はあまりいませんでした。
8 警備／鍵 鍵はカード式です。警備は厳重というほどではありませんが、ロビー周辺にスタッフが待機しています。
9 食事 朝食 クラブラウンジの利用者は、31Fのクラブラウンジまたはロビー階のビュフェレストランATRIUMのいずれかで朝食を取ることができます。クラブラウンジでの朝食は、野菜、果物、パン、ソーセージ、ジュース等の簡単なビュフェと、注文式の卵料理になります。品揃えは限られますが、落ち着いた雰囲気の中で食事が楽しめます。一方、ATRIUMは高級ホテルの一般的な朝食です。品揃えはあらゆるものが一通り揃っている感じで、一日では食べきれません。惣菜類は少なめですが、卵料理専門のスタッフがいたほか、パンケーキやワッフル等を焼いてくれるコーナーもありました。特筆するようなメニュー等はありませんでしたが、質量ともに満足できる水準だと思います。
ルームサービス (1)パッタイクン（タイ風焼きそば）と(2)カラメルカスタードを頼みました。(1)は今まで食べた中でもかなり上位にランクされる美味しさで◎、(2)はカスタードプリンに苺がトッピングされているシンプルなものですが、量が多く◎でした。30分以内に持ってきてくれました。
レストラン Greenhouse（及び屋外のThe Terrace。メニューは同じ）で、(1)ピザ、(2)チキンとブロッコリーのサラダ、(3)ビーフバーガーを頼みました。(1)は生地が△（薄めだがパリパリするほど薄くない）、(2)は量･味付けとも◎、(3)は普通に○でした。
10 スポーツ設備 プール プールは小さめですが、デッキチェアとパラソルは多数用意されており、欧米系の宿泊客を中心に日光浴をしている人がたくさんいました。高層ビルに囲まれており、大通りの音も聞こえますが、子供が遊ぶような構造になっておらず、プールの雰囲気は良好なので、のんびりするには悪くないと思います。一方、プールサイドに人が多いわりに泳いでいる人はほとんどおらず、水の透明度も今ひとつに見えたので、あまり本格的に泳ぐ気にはならないかもしれません。
ジム Fitness Firstが入店しており、宿泊者は無料で利用できます。ホテルのジムという感じはなく、巨大ジムでした。マシン、フリーウェイトとも、日本の平均的なスポーツクラブではありえないほどの種類があり、普段以上のトレーニングが可能です。普段、トレーニングをしない人にとっては逆に大きすぎて使いにくいかもしれません。
更衣室 プールとジムは別の棟にあり、相互に行き来することはできません。プールに更衣室はありませんが、ジムにはあります。
その他 プールエリアにジャグジーがあります。11Fにサンデッキ（広いスペースにデッキチェアが置いてあります）。1Fにスカッシュコートがありますが、真っ暗で中が見えませんでした。
ジムの中にはエアロビクスのスタジオが2つあります。ジムの更衣室の中には、スチームサウナとドライサウナがあります。ただし、普通のジムと同じなので、あまり高級感はありません。
11 サービス チェックイン、チェックアウトは問題なく終わりました。
ターンダウンサービスがあります。
スタッフの対応は概ね迅速かつ的確で、好感がもてました。
クラブラウンジは24時間利用可能かつインターネットが無料になるので、利用価値は大きいと思いました。ハッピーアワーのフードメニューもわりと充実しており、デザート類の種類が豊富でした。
12 その他 スクムウィット通りに面しているので、20Fの部屋でも車の音や電車の音がある程度聞こえました。
小さな虫（ゴキブリではない、小さいハエ？）が少しですが出てきました。
13 総括 今回は様々な特典付きの宿泊パッケージを利用したのでコストパフォーマンスはよかったと思います。滞在中、特に問題もなく快適に滞在できました。ただ、新しいホテルと比較するとやはり古さは否めず、積極的にお薦めできるような感じでもありません。ジムにこだわりがある人やBTSを頻繁に利用する人の場合、料金次第で選択肢に入れてもよいホテルだと思います。
（↑：照明、目覚まし時計、空調、音楽等の調整端末） （↑：文房具セット）
（↑プール1：休んでいる人はいたが、泳いでいる人はいなかった） （↑：サンデッキ）
 （↑：眺望1：右端がアマリブールバードホテル） （↑：眺望2：左端がアマリブールバードホテル）
（↑：エントランス部分） （↑：室内のフルーツ）
（↑：レストランGreenhouse The Terrace：
　　　Chicken breast broccoll　180バーツ+17.7%→10%割引）		 （↑：レストランGreenhouse The Terrace：
　　　Pizza (any 4 toppings) 240バーツ+17.7%→10%割引）
（↑：レストランGreenhouse：beef burger 295バーツ、
　　　orange juice 150バーツ+17.7%→10%割引）		 （↑：ルームサービス：パッタイ クン 220バーツ+17.7%）
（↑：ルームサービス：キャラメルカスタード 175バーツ+17.7%） （↑：クラブラウンジの朝食1）
（↑：クラブラウンジの朝食2：卵料理はオムレツを注文） （↑：クラブラウンジの朝食3）
（↑：レストランATRIUMの朝食1） （↑：レストランATRIUMの朝食2）
（↑：クラブラウンジ：ハッピーアワーのデザート1） （↑：クラブラウンジ：ハッピーアワーのデザート2）
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