ホテル宿泊記　バンコク20
  Centara Grand at CentralWorld
　センタラ グランド アット セントラルワールド
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル（英語）、バンコクナビ、トリップアドバイザー（みんなの口コミ）、Expedia（ゲストレビュー）、agoda（最新のお客様コメント）
2 宿泊時期／部屋タイプ／番号 2008年10月／Superior-World／3907号室
3 1泊料金／予約方法 金土日の3連泊で9,600バーツ（税サ込、2泊分の朝食付）／当ホテルのサイトで即時予約。
Exclusive Weekend Getaways -Stay 3 Nights, Pay only 2 Nightsというプランで、金土日に3泊すると3泊目が無料になるというお得なプランでした。
4 ホテル概要 2008年4月にソフトオープンした、505の客室数を有する大型ホテル。2008年10月にグランドオープンしています。ホテルは55階建てのビルの23階以上を使用しており、ユニークな外観（特に夜間のライトアップ）は遠くからでもよく目立ちます。1Fのエントランスから23Fのロビーまで、広々として豪華な印象です。客室に行くには、23Fでエレベーターを乗り換える必要があります。
当ホテルを運営するCentara Hotels & Resortsは、タイの華人系大財閥セントラルグループの企業です。「センタラ・グランド」は5つ星ホテルのブランド名で、同グループは当ホテルを基幹ホテルとして育てていくようです。なお、同グループはホテルのほかにショッピングモール（CentalWorld等）、小売（百貨店のCentral、Robinson、ZEN、タイのTops、Watsons、Marks & Spencer等）、外食事業（タイのKFC、Pizza Hut、Mister Donut 等）も幅広く手がけています。
5 立地 バンコクの中心部パトムワン地区にあり、伊勢丹の奥（裏）に位置しています。同じグループのショッピングモール及び展示場、CentalWorldとは屋内で繋がっています。バンコクの代表的なショッピングモールはこの地区に集中しており、買い物にはとても便利な立地です。レストランやカフェもモール内に多数あります。
一方で、市内を移動するにはやや不便です。日中の車での移動は渋滞に巻き込まれる可能性が高いです。また、BTSの最寄り駅はChidlomかSiamになりますが、ホテルはちょうど両駅の中間にあり、どちらに行くにも10分以上歩きます。まず、Central Worldのモールの外に出るのに4〜5分かかり、そこからSkywalk経由で両駅まで6〜8分程度かかります。ウェブには、Chidlom 駅まで1km（Sky-Walk経由で徒歩10分）、Siam駅まで1.5km（Sky-Walk経由で徒歩15分）と記載されていますが、Chidlomはそれより少し近く、Siamはそれより少し遠く感じました。
ウェブサイトには国際空港からホテルまで25km、30分と記載されています。渋滞のない朝7時前だとタクシーでホテル→空港までは所要時間約30分、料金は285バーツ（メーター215、高速道路料金70）でした。
6 客室 概要 一番安いSuperior-Worldの広さは32平米。浴室とベッドルームが斜めに区切られるというユニークな構造で、浴室が広い反面、ベッドルームはやや狭めです。テーブルはありませんでした。デスクは、収納されている部分を引き出すと広く使えるようになっており、デスク周辺にモノを置くスペースも確保されています。このほか、クローゼットと引き出しがあり、洋服等の収納には十分な水準でした。
室内は斬新さやデザインを重視した印象があり、Panasonicの液晶テレビVieraやAV機器用接続コネクタが揃えられているほか、照明等もモダンな雰囲気です。ベッド脇には読書用の照明もあり、椅子は高さが調整できるタイプでした。ただし、家具等はやや安っぽく、細部に目をやると安普請なところも目に付き、5つ星ホテルにしては清掃等も少し甘い気がしました。また、照明のコントロールが一箇所でできず、結構面倒でした。
ベッド 1ベッドルームのベッドはキングサイズ。掛け布団は厚め、敷布団は体にピタッとなじむ感じで、快適でした。
備品（あり） 無料ミネラルウォーター（600ml×1日2本、ターンダウン時に2本補充）、歯ブラシ、スリッパ、冷蔵庫、湯沸し、セーフティボックス、ティッシュ、バスローブ、目覚まし時計、接続コネクタ（ビデオ、カメラ、MP3、パソコン、ゲーム、iPod用）、体重計
備品（なし） 傘、アイロン、FAX
エアコン 温度・風力の調整が可能なタイプです。音はやや大きめでした。
ドライヤー 温風のみで、風力は2段階の切り替えがありました。壁等には固定されておらず、問題なく使えました。
浴室 浴室は大変広々としており、バスタブと独立したシャワーブースが横に並ぶ格好で配置されています。バスタブは深めかつ長めで、思い切り足を伸ばせます。バスタブにハンドシャワーがありました。円柱形のシャワーブースも広々としており、レインシャワーとハンドシャワーがありました。
シャワーの水勢は弱めです。特にお湯よりも水のほうが弱いようで、お湯と水の蛇口を全開にすると熱過ぎてお湯の量を抑えざるをえず、そうすると湯量全体が不十分になります。五つ星にしてはややお粗末です。お湯の温度は概ね安定していました。
一番残念だったのは、浴室にチョウバエ（浴室等でみかける小さい蝿）がかなり出てきたことです。このほか、フェイスタオルをかけるスペースが洗面台の周辺になく、使い難い気がしました。
なお、バスタブと寝室の間はすりガラスの窓で仕切られており、バスタブ側から開閉できるようになっています。寝室側にはカーテンもありました。
ネット接続 室内にLANケーブルがあります。料金は1時間350バーツ（税込）、1日700バーツ（同）。
（最初は繋がらなかったのでフロントに連絡し、担当者が来て室内の設備を調整したら繋がりました）LANケーブルを接続後、IEを立ち上げると当ホテルの接続サイトが出てきます（英語）。利用条件を読んで合意する欄をチェックし、Submitをクリックすると、料金選択のページになります。料金を選択してOKをクリックすると、User ID（部屋番号）とPassword（6ケタの数字）が出てくるので、これをメモしてOKをクリックし、（wellcomeメッセージに対して）もう1回OKをクリックすると接続します。通信速度は良好でした。
窓・眺望 窓は大きく、周囲に遮るものが何もないので、素晴らしい眺望でした。正面にはBaiyoke Sky HotelとAmari Watergate Hotelが、眼下にはセーンセーブ運河を行き交うボートも見えました。
7 日本語／日本人 テレビはNHKが視聴できます。室内等の一部に日本語の案内がありました。ただし、部屋に配達されるのは現地の英字新聞で、日本人もほとんど見かけませんでした。
8 警備／鍵 鍵はカード式です。エレベーターはこのカードを挿入しないと動かないシステムです。また、23Fのエレベーターの乗り換え地点にはホテルのスタッフがおり、警備はしっかりしています。
9 食事 朝食 朝食は5つ星ホテルとしては平均的な水準だと思いました。メニューの入れ替えはほとんどありませんが、十分な品揃えがあり、卵料理専門のスタッフもいました。
ルームサービス パットタイ、空芯菜の炒め物、ピザを頼みましたが、料理の質、サービスとも、よかったと思います。
レストラン 24FのレストランThe Worldはいつも混雑していて落ち着かない雰囲気だったので、朝食以外では利用しませんでした。Lobby Loungeのアフタヌーンティーセットはホテル価格でしたが、3段のケーキスタンドが出てきて、ゆっくりできます。1Fのベーカリー・カフェZingは雰囲気、味、サービスとも○でした。
10 スポーツ設備 プール プールはお薦めです。大きいというほどではありませんが、細長くなっている部分で本格的に泳ぐことができます。眺望も素晴らしく、デッキチェアやパラソルが多数用意されています。日当たりも良好でした。
ジム 最新の機器が揃っており、眺望も素晴らしいです。有酸素運動のマシンにはテレビが付いており、NHKを見ながら運動できます。筋トレ用にはスミスマシン、ダンベル、マシンがあり（ベンチプレスの設備はなし）、かなりのトレーニングができると思います。
有酸素運動をしていたら、スタッフがタオル、ペットボトルの水、ヘッドホンをもってきてくれました。
更衣室 あります。
その他 ジムの横にエアロビクスのスタジオ、更衣室の中にスチームサウナ、プールの横に屋外テニスコート、（エレベーターやSpaの受付等を挟んで）プールの反対側にジャグジーがあります。ジャグジーは水着のままでプールから移動するにはやや抵抗がある構造（Spaからは行きやすく、Spaのゲストの利用を想定？）にもかかわらず、ジャグジーの周辺にチェアや衣類等を置く場所はなく、ほとんど利用されていませんでした。
11 サービス チェックイン、チェックアウトは問題なく終わりました。
ターンダウンサービスは素晴らしかったです。氷や水に加え、毎日違うおつまみが用意されていました。
12 その他 香港人の団体客が多く、ロビー周辺やレストラン等が落ち着かない感じです。
13 総括 最新の五つ星ホテルで、ベッド、バスタブ、プール、眺望等は大変素晴らしいのですが、一方で、浴室にチョウバエがかなり出てきたこと、シャワーの水圧が弱めだったこと、ロビーやレストランがアジアからの団体客でザワザワしていたこと等を踏まえると、欧米系の五つ星よりもワンランク下というのは否めません。自分は安く宿泊できたのでよかったですが、期待しすぎると料金次第ではがっかりする可能性もあると思います。
（↑：シャワーブースのレインシャワー） （↑：シャワーブース）
（↑：バスタブの真横にシャワーブース。バスタブ上の窓は開閉可能） （↑：バスタブはゆったりサイズ）
（↑：テレビはベッド側に引き出せる） （↑：AV機器用接続コネクタ）
（↑：机は横に引き出して使用することが可能） （↑：湯沸し、無料インスタントコーヒー等）
（↑：ターンダウンサービス時に置かれるおつまみ。毎日変更） （↑：ミニバー）
（↑：プール1） （↑：プール2）
（↑：ジャグジースペース1） （↑：ジャグジースペース2：部屋から)
（↑：プールの奥にあるテニスコート） （↑：24FのレストランThe Worldから見たWat Pathumwan Naram）
（↑：眺望1：正面にBaiyoke Sky Hotel とAmari Watergate Hotel） （↑：眺望2：プラトゥーナム方面）
（↑：眺望3：セーンセーブ運河周辺） （↑：外観）
（↑：Room Service：Phad Thai Goong sod 245バーツ
　　　＋Phad pak boong fai daeng 195バーツ＋税サ17.7%）		 （↑：Room Service：マルゲリータ305バーツ＋税サ17.7%）
（↑：ベーカリー・カフェZing（左）：Cereals Baguette 125バーツ、Regular Coffee 100バーツ、　同（右）：Lemon Tarte 100バーツ）
（↑：Lobby Lounge：Afternoon Tea Set 550バーツ＋税サ17.7%） （↑：朝食1）
（↑：朝食2） （↑：朝食3）
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