アジアで頑張る日本の外食店 イタリアン・トマト
「イタリアン・トマト」は、パスタを中心としたイタリア料理と大きなサイズのケーキをラインナップしたイタリアレストランとして、1978年に東京・八王子で誕生しました。現在の主要形態はセルフサービスのカフェ（Café Jr.）に変わり、キーコーヒーの子会社となりましたが、食べ応えのあるケーキは今も健在です。 海外はCafé 、Café Jr.、CAFFÈ SUPERIORE、夢見屋等の形態で、中国、香港、台湾、タイ等に進出しています。
（↓：2017/2、香港：夢見屋 上環店） 夢見屋は、古都鎌倉のくつろぎの茶屋をイメージしたカフェ・レストランで、日本と香港に数店舗あり、日本語のウェブサイトでは古典とモダンが融合する癒しの空間と紹介されています。香港の店のメニューを見ると、パスタ、ピザの他、お茶漬け、うどん、カレー、雑炊、丼、和風・洋風のスイーツ、抹茶系飲料等が幅広く用意されています。 ランチセット（メイン8種から1品を選択、スープと飲料付きでHK$76＋サービス料10%。HK$29を追加するとイタリアントマトのケーキを追加することが可能。今回は利用せず）で、ソーセージとモツァレラチーズのトマトソーススパゲッティを食べてみました。スパゲティは日本人好みの味付けで、普通に美味しく食べられました。一方、セットのスープはほとんど具が入っておらず、味も薄く不味かったです。コーヒーは出てきたときからぬるかったです。日曜の昼食の時間帯のわりに店内は閑散としていて、店員の態度も横柄な印象で、店の先行きに不安が感じられました。
（左）ランチセット Spaghetti with Sausage & Mozzarella cheese in Tomato Sauce HK$76＋サービス料10% 　　（右）セットに付くスープとコーヒー／紅茶
	（左） 上環店の入口 （右） 持ち帰り用のケーキ店と隣り合わせ。レストラン内でイタリアトマトのケーキを食べることもできます。 （左横） 和風にデザインされた店内の様子
（↓：2014/8、香港：CAFFÈ SUPERIORE ランハムプレース店） CAFFÈ SUPERIOREの2回目は、失敗でした。パスタは季節限定ということで小海老の南イタリアトマトソースを頼んでみました。海老は沢山入っていましたが、ソースの味が少し酸っぱい感じがして、期待はずれでした。デザートのケーキは、名前に惹かれてSea Salt Caramel Rice Flour Cakeを食べてみましたが、キャラメルの味もその他の味もすべて中途半端で、残念な結果に終わりました。
（左）モッツァレラと小海老の南イタリアトマトソーススパゲティ HK$78+サービス料10% 　　（右）B set （ケーキ＋コーヒー／紅茶） +HK$48+サービス料10%　ケーキはSea Salt Caramel Rice Flour Cake（単品ではHK$36）
（↓：2014/1、香港：CAFFÈ SUPERIORE ランハムプレース店） CAFFÈ SUPERIOREは日本のItalian Tomato Café Jr.よりも高級感を打ち出している印象があり、高めの価格が設定されていました。エビ・ツナ・ほうれん草のクリームソーススパゲッティは、パスタもソースも日本よりワンランク上の印象で、エビもたっぷり入っており、美味しかったです。ただし、パスタの量はかなり少なめでした。 キャラメルバナナタルトは日本と同様に、高級感よりもボリュームを追及した感じで、甘党の自分は十分に満足できました。ケーキの一番下にチョコレートクッキーの硬めの生地があり、サクサクとして美味しかったです。
（左）Spaghetti with Shrimps, Tuna and Spinach in Cream Sauce HK$75+サービス料10% 　　（右）B set （ケーキ＋コーヒー／紅茶） +HK$48+サービス料10%　ケーキはCaramel Banana Tart（単品ではHK$29）
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