搭乗記 格安航空会社(LCC) 35
  ベトジェットエア / Vietjet Air
 VJ877 香港→ホーチミンシティ
1 搭乗年月 2019年10月
2 航空会社概要(搭乗時) 2007年設立、2011年12月25日に運航を開始したベトナムのLCC。日本との直行便は、関西-ハノイ、関西-ホーチミンシティ、成田-ハノイ、成田-ホーチミンシティ、羽田-ダナンの5路線。
新路線の就航を祝して飛行中の機内でビキニの水着姿での「ファッションショー」を開催することで有名。ベトナム航空当局から罰金を科されていますが、それでもショーは継続しており、一気に知名度を高めることに成功しています。

保有機体数67、平均機体年齢3.0年
 エアバスA320-200 (22)、A321-200 (33)、A321neo (12)

 昨年末比6機増:A320-200 (-1)、A321-200(+1)、A321neo(+6)
3 運賃 航空券 947円+
香港/出国税 1,667円+
香港/旅客保安料 714円+
香港/空港建設費 1,262円+
受託手荷物(20kgまで) 1,810円+
座席指定(スタンダードシート) 750円+
手数料 570円

合計7,720円(片道)

運賃タイプ:A-Promo=ほぼすべて別料金(上記参照)
4 機種/機体番号/年齢(引渡し) エアバスA321-200/VN-A661/0.8年(2018年12月)
5 座席配列/数/シートピッチ/幅 エコノミーのみ:3-3/230席/N.A./N.A.
6 出発 オンラインチェックイン 国際線は不可
空港 香港国際空港(ターミナル2)
チェックインカウンター チェックインカウンターには出発予定時刻の1時間40分前に到着。通常のカウンターは2つしかなく、各列に7~8人が並んでいました。待ち時間も含めた所要時間は8分程度でした。ベトナムに向かう便の場合、ビザの関係で前回ベトナムに訪問した日を確認しており、それにも少し時間がかかりました。
出国審査 閑散としていました。今回も事前登録不要の自動化ゲート(Smart Departure)を利用し、すぐに終了しました。
機内持込手荷物検査 混雑はなく、順番待ちの時間はほとんどありませんでした。自分の手荷物が出てくるまで少し時間がかかったので、所要時間は2分程度でした。
搭乗ゲート 503:北衛星客運廊(North Satellite Concourse)というところにあるゲートでした。機内持込荷物検査を終えてから、電車に乗ってターミナル1に移動し、そこから歩いて北衛星客運廊(ゲート501~510)行きのバス乗り場まで行き、バスに乗ってコンコースに着き、そこから歩いてゲートまで行きました。電車とバスはタイミングが悪いと待ち時間が発生することもあり、機内持込手荷物検査を終えてからゲートに着くまで、20分程度かかりました。
7 機内 搭乗率/乗客 80%/後部座席を中心に混雑はしていましたが、最前列や足元の広い座席には空席が目立ちました。乗客はベトナム人と中国人が大半を占めているようでした。若者が多かったです。
快適度 10か月前にデビューしたばかりの新しい機材で、座席周辺はきれいでした。足元は窮屈というほどではないものの、あまり余裕はありませんでした。
座席の材質 革製
モニター/充電/WiFi等 モニターなし。USBポートなし。電源なし。機内有料WiFiサービスなし。
シートポケット(収納) 座席下部:横幅は狭く、ポケットの柔軟性も高くはなかったので、収納能力はわりと低めでした。文庫本、収納ケース、デジカメを入れるとパンパンになりました。
機内食 利用しませんでした。10か月前と比較すると、メニューが増えていましたが、値上がりしているものもありました。
メニューを見ると、LCCの中ではエアアジアと同程度に種類が豊富で、価格も良心的だと思いました。ホットミールには、(やや怪しい日本語表記ですが)ナシレマ、ビーフライス、ビーフ・ボローニャ・スパゲティ、カニ&エビのフライドヌードル、シンガポール風ヌードル、タイ風チャーハン、ベトナムの豚肉入り蒸しケーキ、菊の葉とランチョンミートに包まれた豚ひき肉入りお餅、蒸したもち米があり、単品が5米ドル、ソフトドリンクとのセットが6.5米ドル、ベトナムの伝統的なパン(バインミー)が単品で3米ドル、ソフトドリンクとのセットが4.75米ドル、インスタントヌードル(数種あり)が2.75米ドル、スナック菓子が1.5~3.5米ドル、飲料が2米ドル(ビールは2.5米ドル)などとなっていました。
クレジットカードの利用は不可で、国際線での外貨での支払いは米ドルと出発地の通貨のみ可能、お釣りはVNDで戻ってくるとのことでした。
8 定時運航状況 搭乗開始予定時刻/開始時刻 17:35/17:52
出発時刻の1時間前に搭乗開始となっていたので驚きました。実際は43分前の搭乗開始でしたが、それでも早いと思いました。ゲートに着くまでかなりの時間を要するので、早めに設定しているのかもしれません。
出発予定時刻/出発時刻 18:35/18:23
離陸/着陸時刻(飛行時間) 18:38/19:43(2時間5分)
到着予定時刻/到着時刻 20:15/19:49
9 到着 到着空港 ホーチミンシティ・タンソンニャット国際空港
到着ゲート 沖止め:バスに乗ってから8分ほどで建物に到着し、そこから歩いて2分ほどで入国審査場に付きました。
入国審査 閑散としていて、所要時間は2分程度でした。
手荷物引取り 入国審査を終えてターンテーブルに着いてから10分後に最初の荷物が出てきて、その1分後には自分のスーツケースが出てきました。
税関チェック等 なし(特に呼び止められなかったのでそのまま通過)
一般エリアまでの所要時間 着陸から38分、到着(機体停止)から32分。
10 総括 香港での搭乗から機内、ホーチミンシティでの入国までストレスのないフライトでした。予定時刻よりかなり早く出発し、到着予定時刻の6分後には空港の一般エリアに出ることができました。なお、今回初めて利用した香港国際空港の北衛星客運廊のゲートは、たどり着くまでにかなりの時間を要するので、注意が必要だと認識しました。
(左上)
チェックインカウンター(出発時刻の1時間40分前)

(右上)
香港国際空港のターミナル2。デモの影響で人が少なく、シャッターを下ろしている店が目立つ

(左横)
503番ゲートより搭乗

(左下)
今回の機材:エアバスA321-200、機体年齢0.8年の新しい機材

(右下)
足元に余裕なし
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