搭乗記 格安航空会社(LCC) 24
  ベトジェットエア / Vietjet Air
 VJ943 台北→ハノイ
1 搭乗年月 2018年12月
2 航空会社概要(搭乗時) 2007年設立、2011年12月25日に運航を開始したベトナムのLCC。日本との直行便は、関西-ハノイ、関西-ホーチミンシティ、成田-ハノイの3路線。新路線の就航を祝して飛行中の機内でビキニの水着姿での「ファッションショー」を開催することで有名。ベトナム航空当局から罰金を科されていますが、それでもショーは継続しており、一気に知名度を高めることに成功しています。

保有機体数61、平均機体年齢3.0年
 エアバスA320-200 (23)、A321-200 (32)、A321neo (6)
3 運賃 航空券 1,550円+
台湾/空港使用税1,925円+
燃油サーチャージ等 2,625円+
管理料Admin Fee ITL 1,600円+
受託手荷物(20kgまで) 1,900円+
前方座席指定 450円+
Total Conversion Fee / Processing Fee 1,140円

合計10,050円(片道)

運賃タイプ:Z-Eco=ほぼすべて別料金(上記参照)
4 機種/機体番号/年齢(引渡し) エアバスA321neo/VN-A697/1月(2018年11月)
5 座席配列/数/シートピッチ/幅 エコノミーのみ:3-3/230席/N.A./N.A.
6 出発 オンラインチェックイン 国際線は不可
空港 台湾桃園国際空港(ターミナル1)
チェックインカウンター チェックインカウンターには出発予定時刻の1時間40分前に到着。同じ時刻にホーチミン行きのフライトもあるため、その時点では20~30人くらいの列ができていたのですが、物凄いスピードで処理が進んでいき、10分後に自分のチェックイン手続が完了した時には、列がなくなっていました。なお、年末だったので、チェックイン時にベトジェットエアのカレンダーをいただきました。女性の水着のカレンダーでした。
機内持込手荷物検査 混雑はなく、待ち時間はほとんどありませんでした。
出国審査 少し列ができており、待ち時間も含めた所要時間は約5分でした。
搭乗ゲート B1:B1~B9のゲートの中で一番遠い所にあり、出国審査場からの所要時間は6~7分程度でした。
7 機内 搭乗率/乗客 50%(未満?)/空席が目立つ状態でした。乗客はベトナム人が大半を占めているようでしたが、その他の国籍と思われる人もある程度は搭乗しており、一組だけですが日本人もみかけました。
快適度 1か月前にデビューしたばかりの新しい機材で、座席周辺はきれいでした。一方で、LCCなので最新の設備やサービスがあるわけではなく、足元はかなり狭く感じられました。ただ、自分の隣もその隣も人はおらず、横になって寝ることができたので、その点ではとても快適なフライトでした。
座席の材質 革製
モニター/充電/WiFi等 モニターなし。USBポートなし。電源なし。機内有料WiFiサービスなし。
シートポケット(収納) 座席下部:横幅は標準程度でポケットに柔軟性があり、収納能力はわりと高めでした。薄型PC、文庫本、収納ケース、デジカメを普通に入れることができました。ただし、そうすると足元のスペースが一段と狭くなりました。
機内食 利用しませんでしたが、メニューを見ると、LCCの中ではエアアジアと同程度に種類が豊富で、価格も良心的だと思いました。ホットミールには、(やや怪しい日本語表記ですが)タイ風チャーハン、ベトナムの豚肉入り蒸しケーキ、菊の葉とランチョンミートに包まれた豚ひき肉入りお餅、蒸したもち米があり、ソフトドリンクとのセットが5米ドル、ベトナムの伝統的なパン(バインミー)が単品で3米ドル、ソフトドリンクとのセットが4.75米ドル、インスタントヌードル(数種あり)と飲料水のセットが4.5米ドル、スナック菓子が2米ドル、飲料が2米ドル(ビールは2.5米ドル)などとなっていました。
クレジットカードの利用は不可で、国際線での外貨での支払いは米ドルと出発地の通貨のみ可能、お釣りはVNDで戻ってくるとのことでした。
8 定時運航状況 搭乗開始予定時刻/開始時刻 18:20/18:53
搭乗予定時刻を過ぎてからしばらくして、少し遅れる旨の案内がありました。
出発予定時刻/出発時刻 1:00/19:11
飛行機のドアは13:03に閉まりましたが、悪天候のため出発が遅れるとのアナウンスがありました。
離陸/着陸時刻(飛行時間) 19:26/21:17(2時間51分)
到着予定時刻/到着時刻 21:10/21:31
機体がほぼ停止状態になってから約6分間、シートベルト着用のサインが消えず、座って待ちました。その分、同サインが消えた後はすぐにドアが開き、機外に出られました。
9 到着 到着空港 ハノイ・ノイバイ国際空港
到着ゲート 沖止め:バスに乗ってから2分ほどで建物に到着し、そこから歩いて2分ほどで入国審査場に付きました。建物の端のゲートから長く歩くのがLCCでは一般的ですが、今回はかなり楽で効率的でした。
入国審査 各列に20人程度の列ができており、所要時間は20分程度でした。
手荷物引取り 入国審査を終えてターンテーブルに行くと、ちょうど荷物が出始めたところで、約5分の待ち時間で自分のスーツケースが出てきました。
税関チェック等 今回はスーツケースが大きかったせいか、機械を通すように呼び止められましたが、特に中を開けられることはなく、すぐに終了しました。
一般エリアまでの所要時間 着陸から50分、到着(機体停止)から23分。
10 総括 交通運輸省がベトジェットエアに事故多発を理由として特別監視措置を適用したとのニュースが直前に報道され、少し不安な気持ちで搭乗しましたが、搭乗予定時刻の遅れの発表が遅かったことを除くと、チェックインから到着後まで特に支障はなく、概ね快適なフライトでした。ただ、上記の事故多発や、年末年始の時期なのに搭乗率がかなり低かったこと等を踏まえると、経営に対する不安は残りました。
チェックインカウンター(出発時刻の1時間40分前) チェックインカウンター(出発時刻の1時間30分前):10分で一気に列が解消
足元に余裕なし 空席が目立つ機内
今回の機材:エアバスA321neo、機体年齢1月の新しい機材(ハノイ・ノイバイ空港到着後)
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