機内食：格安航空会社（LCC：Low Cost Carrier）
（AK）（XJ）（D7）（XT）エアアジア／AirAsia
エアアジアは、マレーシアを本拠とするアジア最大の格安航空会社。Skytrax社による世界航空会社調査において2009年から2019年まで11年連続で「世界ベストローコストエアライン（World’s Best Low Cost Airline）」に選出されるなど、（2014年に墜落事故を起こしましたが）格安航空会社の中では評価の高い会社です。また、東南アジア各国に子会社を設立して、路線を拡大しています。
（↓：2019年7月＝台北→クアラルンプール＝バリューパックに付く機内食（D7 373便）「ベジタリアンチキンとパンプキンライス」と水が出てきました。柔らかく煮込んだチキンと野菜が、濃厚で甘辛い味のソースの中に入っていて、わりと美味しくいただきました。パンプキンライスは、普通でした。

VEGETARIAN CHICKEN WITH PUMPKIN RICE （D7 373便のバリューパックに含まれる既定の機内食）
（↓：2018年7月＝クアラルンプール→成田）今回は↓のバリューパックに付く機内食を食べた後、しばらくしてまたお腹が空いてきたので、「野菜カレー、ビリヤニライス添え」と「パイナップル・ココナッツマフィン（コーヒーまたは紅茶付）」をオーダーし、合計MYR30にしてクレジットカードで支払いました（後述）。野菜カレーはほんのりとスパイシーな味がしましたが、あまりコクがなくやや中途半端な感じでした。マフィンは、パイナップルとココナッツという南国らしい組み合わせが珍しく、いつもと違う味が楽しめたほか、しっとりと重厚な食感で、とても満足できました。マフィンが入っている箱のパッケージに463kcalと記載されており、納得しました。なお、機内のメニューを見ると、ナシレマ、炒飯、ラザニア、チキンライス、野菜カレー等の一般の食事が10種（MYR20~22）、サンドウィッチ2種（MYR12）、おにぎり・菓子・デザート・カップヌードル・飲料等（MYR6~12）、酒類（MYR15~28）がありました。クレジットカードはMYR30以上で利用可能となり、外貨での支払いは紙幣のみ（硬貨は不可）、お釣りはMYRで戻ってくるとのことでした。

野菜カレー、ビリヤニライス添え MYR22	パイナップル・ココナッツマフィン（コーヒーまたは紅茶付）MYR8
（↓：2018年7月＝バリューパックに付く機内食）今回は、成田→ジャカルタ（XT408便）、ジャカルタ→クアラルンプール→羽田（AK381便→D7 522便）を利用し、いずれも、20kg までの受託手荷物無料、既定の機内食（1食）、スタンダードシート座席指定無料が付いた「バリューパック」を付けました。このうち、「既定の機内食」については、予約時にベジタリアン、ベジタリアンでないの選択はできるのですが、メニューの選択まではできず、何が出てくるのかと期待していたら、毎回毎回「スパゲティ・チキン・ボロネーズ」と水でした。 XT408便のチキンボロネーズは少し甘めの味付けで、普通に食べられました。一方、AK381便とD7 522便は、同じチキンボロネーズでも、パッケージと中身が少し違っていて、AK381便及びD7 522便のほうが、日本で食べるボロネーズに近い味のような気がしました（いずれも格別美味しいというほどのレベルではなく、普通に食べられる程度）。乗り継ぎ後の便で2回目の食事が出てきたときには、いい意味で驚きましたが、同じスパゲティを立て続けに食べたのでさすがに飽きてきました。

SPAGHETTI CHICKEN BOLOGNAISE （XT408便のバリューパックに含まれる既定の機内食）

SPAGHETTI CHICKEN BOLOGNAISE （AK381便のバリューパックに含まれる既定の機内食）

SPAGHETTI CHICKEN BOLOGNAISE （D7 522便のバリューパックに含まれる既定の機内食）
（↓：2017年3月＝クアラルンプール→成田）今回は2品を事前予約。1品目は搭乗後早い時間に、2品目は到着2時間前頃に用意してくれました。「マーティン・ヤン中華ヌードル」は、麺が下半分に敷かれ、上にはひき肉のソースと野菜が半分ずつ綺麗に並べられていました。器が小さく混ぜるのが大変でしたが、食べやすい味で、普通に美味しかったです。「ナシダガン・チキンカレー」は辛くはなくマイルドな味付けでしたが、しっかりとしたコクがあり、柔らかく煮込んだチキンもたっぷりと入っていて、とても美味しかったです。ライスは美味しくありませんでしたが、カレーと一緒に食べる分には問題ありませんでした。

マーティン・ヤン中華ヌードル（ドリンク付、事前予約でMYR15）	ナシダガン・チキンカレー（ドリンク付、事前予約でMYR15）
（↓：2016年11月＝バンコク→成田）事前予約でスパゲッティ・チキン・ボロネーゼを選択。水が付いてきました。ボロネーゼのひき肉はたっぷりでしたがソースの味が薄く、麺も安っぽい感じでした。不味くて食えないほどではないものの、あまり美味しくはありませんでした。エアアジアの機内食は事前予約の一般メニューよりも、東南アジアのローカルフードを頼んだほうがよいと感じました。
	Spaghetti Chicken Bolognese(Pre-book Meal）
（↓：2016年1月＝クアラルンプール→香港）クアラルンプール－香港間は、エアアジア（IATAコードはAK）が運航しています。オンラインチェックインを済ませていたので、クアラルンプール国際空港ではバゲッジドロップだけでよかったのですが、その列の並び方はカウンター別で、自分の列には時間のかかる乗客が並んでいたため、かなり待たされました。また、搭乗ゲートまでもかなりの距離を歩かなければならず、同空港でエアアジアを利用するには相当の覚悟が必要だと思いました。なお、機材はエアバスA320-200でしたが、それほど窮屈な感じはありませんでした。ナシレマ（事前予約でRM12）は「ココナッツクリームで料理され、スパイスのきいたチリサンバルペーストとチキンレンダンと共に提供されます。従来のフライしたアンチョビ、クランチーなナッツや千切りの卵が添えられます」という説明がありました。食べてみると、辛みはやや控えめな印象でしたが美味しく食べられました。また、バニラカップケーキは、きめの粗いスポンジの上に安っぽいクリームがトッピングされた不味いケーキが2個（同じ味）、箱に入って出てきました。甘党の人にもお勧めできない味でした。

ナシレマ（事前予約でMYR12）	バニラカップケーキ（事前予約でMYR7）
（↓：2015年12月＝羽田→クアラルンプール）羽田－クアラルンプール間は、クアラルンプール国際空港を拠点として中・長距離路線を運航するエアアジアX（IATAコードはD7）が運航しています。機材はエアバスA330-300で、それほど窮屈な感じはありませんでした。事前予約しておいた「カマンのミーゴレンママック」（事前予約で549円、350mlの飲料水付）、maXimise my meal（同329円、デザートとジュースのセット）をいただきました。ミーゴレンママックはマレーシア風の焼きそばですが、かなりスパイシーで、わりと本格的な味付けのように感じました。具もしっかりと入っており、とても満足しました。後者のセットはパイナップルタルトとアップルジュースで、タルトの味は普通でしたが、重厚な感じでまずまずの印象でした。エアアジアの機内食は、これまで利用した他の格安航空会社と比較して充実しており、価格も良心的だと思いました。なお、今回は事前予約の料理を優先して出してくれたので、料理が冷めていなかった点もよかったです。

	（左上）カマンのミーゴレンママック（＋右上の水）（予約549円）（右上） maXimise my meal（パイナップルタルトとアップルジュース）（予約329円）（左横） Mini Oreo（MYR6）、Coca Cola Light（MYR6）
（↓：2015年10月＝成田－バンコク／ドンムアン）成田－バンコク間は、ドンムアン空港を拠点として中・長距離路線を運航するタイ・エアアジアX（IATAコードはXJ）が運航しています。機材はエアバスA330-300で、それほど窮屈な感じはありませんでした。往路のパッタイは、普段タイで食べるものよりも少し辛みが効いていて、わりと美味しかったです。ただし、量はかなり少なめなので、日本とタイの間の6時間程度のフライトでこれだけだと、普通の食事としては物足りないと思いました。復路のベジタリアンカレーも、程よい辛さ、上品な味付けで美味しかったのですが、冷めていたのが残念でした。バナナケーキも普通に美味しく食べられました。なお、キャビンアテンダントは、事前注文の人のチケット確認、機内で注文した人の支払い処理等、様々な作業をこなす必要があり、自分の席に食事が来る頃には冷めていても仕方がない気がしました。タイ・エアアジアXの機内食は比較的メニューが充実しており、↓のタイガーエア・台湾やバニラエアと比較して価格、内容とも優っていると感じました。

	（左上）海老入りタイ風パッタイ＋水 Pad Thai with Prawns 「一番人気のこの料理は焼きビーフンにエビ、卵、その他の材料を加えて作ります」（予約600円、機内180バーツ）（右上）タイ風ベジタリアンパネンカレー＋水 Vegetarian Thai Panaeng curry with rice 「豆腐、マッシュルーム、ミックス野菜を使った甘くてクリーミーなタイ風パネンカレー。ジャスミンライスでお召し上がりいただきます」（予約600円、機内注文不可）（左横）バナナケーキとオレンジジュース Banana Cake with Orange Juice （予約300円、機内注文不可）
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